未来を担うデータ利活用人材の育成支援
県内の大学や高等学校におけるデータサイエンス人材の育成支援に関する取り組みの一つとして、特別セミナーの開催や出張講義を行っています。
そのほか、データサイエンスを授業に取り入れたいがどうすればよいかわからない、授業等で活用できる教材等を紹介してほしいというような教育関係者のみなさまからのご相談にも応じますので、お気軽にご連絡ください。
※資料の一部または全部を著作権者の許可なしに、無断で転載することは禁止されています。転載等を希望する場合はデータ利活用推進センター(TEL:073-488-2430)までご連絡願います。
開催実績
以下の概要をクリックすると詳細のページにジャンプします。
日時 | 概要 |
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平成30年6月20日 | 県立海南高等学校においてSSH(スーパーサイエンススクール)特別講義を行いました |
平成30年7月19日 | 県立田辺工業高等学校においてデータ利活用についての講演会を開催しました |
平成30年8月21日 | 高校生向けデータ利活用特別講義を開催しました |
平成30年11月28日 | 和歌山工業高等専門学校においてデータ利活用についての講演会を開催しました |
令和3年8月17日 | 高校生向け夏休み特別セミナー「データサイエンス講座」を開催しました |
令和4年9月7日 | 県立田辺高等学校においてデータ利活用に関する講演会を開催しました。 |
県立田辺高等学校においてデータ利活用に関する講演会を開催しました。
令和4年9月7日(水)、和歌山県立田辺高等学校1年生275名を対象にデータ利活用に関する講演会「データからみる和歌山・田辺 ~統計学と地方創生~」を行いました。
地方創生とは何かについて考えながら、RESASやe-statを活用して田辺市の人口を分析した結果を紹介しました。
高校生向け夏休み特別セミナー「データサイエンス講座」
データサイエンスに興味のある学生や将来の進路を考える学生等に向けて、大学で学ぶハイレベルな講義とデータサイエンスの基本を学ぶ入門的な講義の両方を、実習形式で学んでもらう機会を提供するため、総務省と共催で、高校生を対象としたセミナーを2022年8月17日に開催し、24名の高校生が受講しました。
講義内容
午前の部 「経済基盤モデルの解説と地域の稼ぐ力と雇用力」
講師 中村良平先生
和歌山県データ利活用推進センター顧問
岡山大学 学術研究院社会文化科学領域(経済学系)特任教授)
データサイエンスに関するハイレベルな講義(大学講義相当)を体験
経済基盤モデルの考え方や地域外から稼ぐ産業(基盤産業)の見極め方(特化係数と修正特価係数の解釈)、和歌山県をモデルとした稼ぐ力(基盤産業)と雇用力(雇用吸収産業)の相関などについて解説しました。データサイエンスだけでなく、和歌山県の産業や経済について興味のある方にもオススメの講義です。
参考動画:
第1回 地域の人口を1万人増やす「しごと」とは?
第2回 基盤産業をどうやって見つけるか
第3回 あなたのまちで事業と雇用を生み出すには
本セミナーにおいて撮影した動画ではありませんが、内容は同じです。
受講生からの感想
- 新しい視点から物事をみれてよかった。
- 基盤産業の重要性を知ることが出来た。
- 自分に身近なデータをみていくのが楽しかった。目から鱗の知識が多く非常に為になった。
- 実際のデータを用いての実習で、ワクワクしながら取り組めた。
午後の部 「データサイエンスのキホン~PPDACサイクルについて~」
講師 中川雅央先生
滋賀大学データサイエンス教育研究センター助教
データサイエンスに関するキホンの考え方を学習
データを利活用する上で重要になる「PPDACサイクル(注)」の考え方やデータ利活用に役立つ分析手法(散布図、相関係数等)について実習を行います。
(注)PPDACサイクルとは、次の単語の頭文字をつなげたもので、海外や統計教育でもよく使われる統計的探究プロセスです。
P(Problem、問題) P(Plan、計画) D(Data、データ収集) A(Analysis、分析) C(Conclusion、結論)
(引用)総務省統計局「DataStaRt」(外部リンク)
受講生からの感想
- PPDACサイクルのイメージがわいて嬉しかった。
- データをどのようにして取り入れたら良いのかわかった。
- 例示を交えて少々つっこんだところまで分かりやすく説明していただけて、ますます統計学への興味がわいた。
- 本当に重要で必要性のある学問だと感じたので学んでみたいと思いました。
和歌山工業高等専門学校 においてデータ利活用についての出張講義
平成30年11月28日、和歌山工業高等専門学校3年生160名を対象にデータ利活用についての講演会を行いました。
ホームページ「ビジネスに役立つ統計講座」(総務省統計局)を教材として使いながら統計的な考え方やデータ利活用の基本的内容を解説したほか、データ利活用の実践例として、RESASやjSTAT MAPを用いた御坊市の将来人口や経済状況等の分析結果を紹介しました。講演を聞いていた学生からは「歴史上の人物がデータ処理に係わりをもっていたことに新鮮な驚きを持った」等の感想をいただきました。
参考ウェブサイト
RESAS – 地域経済分析システム
地図で見る統計(jSTATMAP)
高校生向けデータ利活用特別講義
講義「経済基盤モデルの解説と稼ぐ力と雇用力」
講師:中村良平顧問
岡山大学大学院社会文化科学研究科任教授
和歌山県データ利活用推進センター顧問
県内の高校生を対象として、データ利活用に関する高度な内容の講義(大学講義相当)を体験する機会を提供するため、特別講義を平成30年8月21日に開催し、17名の生徒が受講しました。
講義(45分)
経済基盤モデルの考え方や地域外から稼ぐ産業(基盤産業)の見極め方(特化係数と修正特価係数の解釈)、和歌山県をモデルとした稼ぐ力(基盤産業)と雇用力(雇用吸収産業)の相関などについて解説。
パソコン演習(45分)
稼ぐ力(基盤産業)と雇用力(雇用吸収産業)の相関図を総務省統計局が公開している「経済センサス基礎調査」のデータを利用し、エクセルにより作成。
県立田辺工業高等学校においてデータ利活用についての出張講義
平成30年7月19日、和歌山県立田辺工業高等学校でデータ利活用についての講演会を開催、2年生160人が参加しました 。
「データ利活用のための基礎知識及び事例について」というテーマで前半と後半に分けて講演しました。前半はホームページ「ビジネスに役立つ統計講座」(総務省統計局)を教材として用い、偏差値などの身近な話題を題材に、データ利活用の基本的内容を解説しました。後半はRESASやjSTAT MAPを用い、田辺市の人口移動や経済状況等の分析結果をデータ利活用の実践例として説明しました。生徒達は田辺市の分析事例等に対して熱心に耳を傾けている様子でした。
参考ウェブサイト
RESAS – 地域経済分析システム
地図で見る統計(jSTATMAP)
県立海南高等学校においてSSH(スーパーサイエンススクール)特別講義
平成30年6月20日(水)、和歌山県立海南高等学校1、2年生110名を対象にSSH特別講義「データ処理の基礎を学ぼう」を行いました。
1コマ目はホームページ「ビジネスに役立つ統計講座」(総務省統計局が作成)を教材に「データの見える化」や「統計的な考え方」といった基本的な内容を解説しました。
2コマ目はデータ分析の実践例としてRESASやjSTAT MAPを活用して海南市の人口・産業を分析した結果を紹介しました。
参加した生徒達からは「難しかったが、興味が湧いてきた」などの感想をいただきました。
参考ウェブサイト
RESAS – 地域経済分析システム
地図で見る統計(jSTATMAP)