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お知らせ
INFORMATION

高校生×夏休み特別セミナー「データサイエンス講座」を開催しました。

 データサイエンスに興味のある学生や将来の進路を考える学生等に向けて、大学で学ぶハイレベルな講義とデータサイエンスの基本を学ぶ入門的な講義の両方を、実習形式で学んでもらう機会を提供するため、総務省と共催で、高校生を対象としたセミナーを開催し、24名の高校生が受講しました。

講義内容

午前の部 「経済基盤モデルの解説と地域の稼ぐ力と雇用力」

講師 中村良平先生
(和歌山県データ利活用推進センター顧問、岡山大学 学術研究院社会文化科学領域(経済学系)特任教授)

データサイエンスに関するハイレベルな講義(大学講義相当)を体験

 経済基盤モデルの考え方や地域外から稼ぐ産業(基盤産業)の見極め方(特化係数と修正特価係数の解釈)、和歌山県をモデルとした稼ぐ力(基盤産業)と雇用力(雇用吸収産業)の相関などについて解説しました。データサイエンスだけでなく、和歌山県の産業や経済について興味のある方にもオススメの講義です。

参考動画:(本セミナーにおいて撮影した動画ではありませんが、内容は同じです。 )

第1回 https://www.youtube.com/watch?v=jbMGOhWEg1A
第2回 https://www.youtube.com/watch?v=mbtf7dGoTfc
第3回 https://www.youtube.com/watch?v=Zjn3cbrVZtQ

受講生からの感想

  • 新しい視点から物事をみれてよかった。
  • 基盤産業の重要性を知ることが出来た。
  • 自分に身近なデータをみていくのが楽しかった。目から鱗の知識が多く非常に為になった。
  • 実際のデータを用いての実習で、ワクワクしながら取り組めた。

午後の部 「データサイエンスのキホン~PPDACサイクルについて~」

講師 中川雅央先生(滋賀大学データサイエンス教育研究センター助教)

データサイエンスに関するキホンの考え方を学習

データを利活用する上で重要になる「PPDACサイクル(注)」の考え方やデータ利活用に役立つ分析手法(散布図、相関係数等)について解説を行いました。

(注)PPDACサイクルとは、次の単語の頭文字をつなげたもので、海外や統計教育でもよく使われる統計的探究プロセスです。
P(Problem、問題) P(Plan、計画) D(Data、データ収集) A(Analysis、分析) C(Conclusion、結論)
(引用)総務省統計局「DataStaRt」(外部リンク)

参考ウェブサイト:
ゼミナール編~統計データ利活用のために│総務省統計局「Data StaRt」平成30年度EBPMモデル研究事業「滋賀県における女性の年代別労働力率(M字カーブ)の落ち込みの要因分析等」│総務省統計局「Data StaRt」

受講生からの感想

  • PPDACサイクルのイメージがわいて嬉しかった。
  • データをどのようにして取り入れたら良いのかわかった。
  • 例示を交えて少々つっこんだところまで分かりやすく説明していただけて、ますます統計学への興味がわいた。
  • 本当に重要で必要性のある学問だと感じたので学んでみたいと思いました。